劇団プレ、大村まなる・今井隆文・長尾卓也で優しさが裏目に出る辛さを見せる

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9月2日より、東京・シブゲキCBGK!!にて、劇団プレステージ 第11回本公演「リサウンド~響奏曲~」が上演されている。上演を前に初日当日、公開舞台稽古が行われた。
 
 

■劇プレ・ 第11回目の本公演は『リサウンド~響奏曲~』

昨年はこれまで上演していたシブゲキCBGK!!から劇場を紀伊國屋サザンシアターに移し、さらに大阪公演も敢行した劇団プレステージ。今年2月にはNON STYLEの石田 明が脚本、今井隆文が演出を手がけた番外公演も行いますます勢いを増している。
 

そんな劇団プレステージの第11回目の本公演『リサウンド~響奏曲~』は、10回公演でもタッグを組んだ空想組曲のほさかようが脚本・演出を手がける。
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■バンドに憧れる少年から突然音が消えたとき

倉橋家の三男・奏(そう)は、バンドマンである長男の響也(きょうや)に憧れ、大学に入学したら自分も仲間たちとバンドをはじめようとしていた。だが奏は突発性の難聴にかかり、耳が聞こえなくなってしまう。
 

しかし奏は、障害を嘆くでもなく、何事もなかったかのように大学生活をはじめる。心配する響也をよそに、次男の楽(がく)は奏を笑顔で応援する。
 

だが、次第に兄弟の気持ちはすれ違い、周囲の人間を巻き込んで不協和音を奏ではじめる。すべての音が途絶えた世界で物語は進んで行く。
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■優しさから生まれる猜疑心を乗り越えた先に…

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心やさしい響也、楽という奏の兄たち。今井隆文演じる響也は、朝から晩まで「ROCK」。全てが「ROCK」という言葉で埋め尽くされているように、ロックに生きていた。しかし元来の優しさから、弟に襲った突然の難聴に動揺。それを理由にして自身の夢も諦めようとする。一方で長尾卓也演じる楽は、奏の親代わりとなり、堅実に生きることを選択。優しさと愛情に溢れた兄弟は見ていて心がほっこりする。
 

その中で奏を襲った突発性の難聴。通常なら多くの人が心くじけてしまうこの状況だが、奏は周囲を驚かすほどのポジティブシンキングで生き抜く。高校の仲間であった服部(株元英彰)や中平(城築 創)、大学の同級生たち、そして響也のバンド仲間である矢沢(向野章太郎)、日陰(髙頭祐樹)、大骨(坂田直貴)はこれまで通り、そして難聴の奏に対して物事が伝わるように接する。しかし奏は頑張り過ぎてしまったため、次第に心に壁を作り始め、置いてきぼり感が否めなくなっていく。
 

誰もが、奏に対して一番だと思うベストを尽くそうとするものの、それは1人歩きしてしまい、余計に奏を周囲から切り離す。
 

また周りの親切に対して本当に何もしなくても「大丈夫」という意味で使っていた奏の口癖のこの言葉が、裏目に出てしまい、やがて辛い言葉になっていく。
 

誰もが一番のことをしたいと思う優しさと愛情が、全て裏目に出てしまうという皮肉な状況に、客席も心が痛まずにはいられない。
 

しかし辛いだけでは終わるというわけではない。その状況を乗り越えた最後はぜひ劇場で確認してもらいたい。
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この「リサウンド~響奏曲~」舞台稽古の様子は写真10枚で公開。ご覧ください。

 
 

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劇団プレステージ 第11回本公演「リサウンド~響奏曲~」
 

<公演日>
2016年9月2日(金)~9月18日(日) シブゲキCBGK!!
 

<脚本・演出>
ほさかよう(空想組曲)
 

<出演>
今井隆文、岩田 玲、大村まなる、春日由輝、株元英彰、城築 創、小池惟紀、向野章太郎、坂田直貴、園田玲欧奈、髙頭祐樹、高橋秀行、長尾卓也、原田新平
※大村 学は7月4日をもって大村まなるに改名
 

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